v1.5 リリース
公開日:2022-06-06 、改訂日:2023-08-03
Knative 1.5 リリース発表¶
新しいバージョンの Knative が複数のコンポーネントで利用可能になりました。
必要なコンポーネントをインストールするには、Knative のインストール の手順に従ってください。
目次¶
サービング¶
💫 新機能と変更点¶
- 機能が config-features config map で有効になっている場合、pod spec で dnsConfig と dnsPolicy を指定できるようになりました。(#12897)
- コンテナーフリーズを有効にすると、Knative でデフォルトで設定されている準備プローブが無効になります。(#12967)
- すべてのホップが暗号化されたエピック - (アルファ) アクティベーターとキュープロキシ間の TLS (#12815)
🐞 バグ修正¶
- 'Host' ヘッダーまたはホスト名にポートが含まれている場合、リクエストからアクティベーターの名前と名前空間を解析するサポートを追加しました。(#12974)
- panicRPSM の値は observedStableValue として設定されていましたが、メトリック収集の一部として observedPanicValue であるべきでした。(#12910)
- 新しいリビジョンをロールアウトする場合の 503 エラーの発生率を削減しました。(#12842)
イベントング¶
💫 新機能と変更点¶
- コンポーネントごとのログレベルをソース受信アダプターに伝播します。(#6391)
🐞 バグ修正¶
MTChannelBroker フィルターは、ハードコードされた許可リストに指定されているヘッダー以外、返信からのヘッダーをプロキシしなくなりました。このリストにはこれまで
Retry-After
だけが含まれていました。(#6357)初期レプリカが 0 以外の値に設定されている場合の pingsource-mt-adapter クラッシュを修正しました。(#6359、@lionelvillard)
並列処理が基礎となるチャネルの作成エラーを正しく報告しない問題を修正しました。(#6354)
送信スループットとレイテンシグラフを含む、Eventing パフォーマンステストが使用できるようになりました。(#6340)
ネットワーキング拡張機能¶
cert-manager プラグイン (net-certmanager)¶
💫 新機能と変更点¶
- Cert-manager はバージョン 1.8.0 になりました。(#399)
- 証明書の作成によって自動的に生成されたシークレットには、それらを消費するコンポーネントでの K8s インフォーマーからの適切なフィルタリングをサポートするために、特別なラベルキーでラベル付けされています。(#402)
Istio プラグイン (net-istio)¶
💫 新機能と変更点¶
- すべてのクラスタシークレットが net-istio にリストされていた大規模クラスタでのメモリリークを修正しました。イングレスコントローラーのシークレットインフォーマーを有効にして、ラベルキー
certificate.networking.knative.dev
の存在に基づいてシークレットをフィルタリングできます。 - ユーザーは、イングレスで定義されたカスタムシークレットにラベルキーを追加する必要があります。特別なケースでは、Knative コミュニティにお問い合わせください。
- Knative net-certmanager が提供する AutoTLS の場合、これは透過的に行われます。
- net-istio でこの動作を有効にするには、環境変数
ENABLE_SECRET_INFORMER_FILTERING_BY_CERT_UID
をtrue
に設定します。 - これは将来のリリースでデフォルトで利用可能になります。(#920)
- local-gateway.mesh:「mesh」オプションが削除されました。(#915)
Eventing 拡張機能¶
Apache Kafka ブローカー¶
💫 新機能と変更点¶
- KakfaSource のユーザー向けに、KafkaSource v2 コントローラーと新しいステートフルセットディスパッチャー(レシーバーなし)だけをデプロイします。(#2089)
kafka.eventing.knative.dev/external.topic
アノテーションを使用すると、ブローカーの使用に外部で管理されている Apache Kafka トピックを使用できます。(#1023)vertx_*
メトリックは、不要な割り当てを引き起こしていたため削除されました。(#2147)- 🧽 現在の動作の更新またはクリーンアップ コントロールプレーンは、リトライ構成をデータプレーンに送信します。(#263)
🐞 バグ修正¶
- コンポーネントを Istio メッシュの一部にすることができるように、レシーバーのプロバーはポッドを直接ターゲットにするのではなく、サービスをターゲットにします。(#2112)
RabbitMQ ブローカーとソース¶
🚨 破壊的変更または注目すべき点¶
- スタンドアロンブローカーの削除に伴い、Secret タイプは、サポートされている Broker.Config でなくなりました。(#773)
💫 新機能と変更点¶
- 新しいタイプの RabbitmqBrokerConfig を使用してブローカーを構成できます。(#780)
- ディスパッチャーは、サブスクライバーに送信するときに 30 秒後にタイムアウトします。(#687)
- ドキュメントが整理され、パフォーマンステストグラフが修正されました。(#721)
- ソースコントローラーのリソース要求が増加しました。(#738)
- ブローカーのイングレスとディスパッチャーには、デプロイメントリソースのリクエストと制限があります。
- ソースの受信アダプターには、デプロイメントリソースのリクエストと制限があります。(#771)
- ブローカーのイングレスは、CloudEvents のバイナリ表現を使用します。
- ブローカーのディスパッチャーは、プロトコルバインディングを使用して、RabbitMQ メッセージから CloudEvent を取得します。
- 新しいイングレス CE バイナリ表現を使用してソースのパフォーマンステストを追加しました。これにより、イングレスをソースにプラグインできます。(#751)
- リリースごとのパフォーマンス結果の生成を自動化するスクリプト
- RabbitMQのBrokerとSourceに関するパフォーマンス結果グラフテストを完了しました(#767)
🐞 バグ修正¶
- BrokerとTriggerのDispatcherにおいて、backoffDelay環境変数が正しく解析されるようになりました。
- Sourceの受信アダプターにおいて、backoffDelay環境変数が正しく解析されるようになりました(#750)
- BrokerまたはTriggerの配信仕様で定義されている場合、BackoffDelayが使用されます。
- デッドレターメッセージングが同じ配信仕様を使用するようになりました(#723)
- Trigger dispatcherデプロイメントが頻繁に更新されるバグを修正しました(#744)
- RabbitMQとの接続またはチャネルが閉じられた後、Brokerイングレスが再接続されないバグを修正しました(#778)
クライアント¶
💫 新機能と変更点¶
- broker createコマンドとbroker updateコマンドに新しいフラグオプションが追加されました。
Options: --backoff-delay string The delay before retrying. --backoff-policy string The retry backoff policy (linear, exponential). --class string Broker class like 'MTChannelBasedBroker' or 'Kafka' (if available). --dl-sink string The sink receiving event that could not be sent to a destination. -n, --namespace string Specify the namespace to operate in. --retry int32 The minimum number of retries the sender should attempt when sending an event before moving it to the dead letter sink. --retry-after-max string An optional upper bound on the duration specified in a "Retry-After" header when calculating backoff times for retrying 429 and 503 response codes. Setting the value to zero ("PT0S") can be used to opt-out of respecting "Retry-After" header values altogether. This value only takes effect if "Retry" is configured, and also depends on specific implementations (Channels, Sources, etc.) choosing to provide this capability. --timeout string The timeout of each single request. The value must be greater than 0.
オペレーター¶
💫 新機能と変更点¶
- CSVバンドルのテンプレートとサンプルを更新しました(#1061)
🐞 バグ修正¶
- ゲートウェイのポートとホストの設定をサポートしました(#1047)
- サービスのセレクターの設定を追加しました(#1050)
- operator-webhookにアノテーションsidecar.istio.io/inject: "false"を追加しました(#1066)
- コンテナごとの環境変数のオーバーライドをサポートしました(#1085)
コントリビューターの皆様、ありがとうございます¶
リリースリード¶
コントリビューター¶
- @aavarghese
- @aliok
- @antoineco
- @dprotaso
- @gab-satchi
- @gabo1208
- @lionelvillard
- @matzew
- @Mgla96
- @nak3
- @Nalin28
- @pierDipi
- @psschwei
- @skonto
- @stevenchen-db
詳細情報¶
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