CLIツール¶
Knative で使用できる CLI ツールを以下に示します。
kubectl¶
kubectl を使用して、Knative コンポーネントのインストールに必要な YAML ファイルを適用し、YAML を使用してサービスやイベントソースなどの Knative リソースを作成できます。
kubectl のインストールと設定 を参照してください。
kn¶
kn は、YAML ファイルを直接作成または変更する必要なく、サービスやイベントソースなどの Knative リソースを簡単に作成するためのインターフェースを提供します。kn は、オートスケーリングやトラフィック分割などの複雑な手順の実行も簡素化します。
注記
kn は、Serving や Eventing などの Knative コンポーネントのインストールには使用できません。
追加のリソース¶
knのインストール を参照してください。- Github の
knドキュメント を参照してください。
func¶
func CLI を使用すると、YAML ファイルを直接作成または変更する必要なく、Knative 関数を作成、ビルド、およびデプロイできます。
追加のリソース¶
- Knative 関数のインストール を参照してください。
- Github の
funcドキュメント を参照してください。
CLIツールとクラスタの接続¶
kubectl または kn をインストールしたら、これらのツールはクラスタの kubeconfig ファイルをデフォルトの場所である $HOME/.kube/config で検索し、このファイルを使用してクラスタに接続します。kubeconfig ファイルは通常、Kubernetes クラスタを作成すると自動的に作成されます。
環境変数 $KUBECONFIG を設定し、それを kubeconfig ファイルを指すようにすることもできます。
kn CLI を使用して、クラスタに接続するための次のオプションを指定できます。
--kubeconfig: このオプションを使用してkubeconfigファイルを指定します。これは、$KUBECONFIG環境変数を設定することと同じです。--context: このオプションを使用して、既存のkubeconfigファイルからコンテキストの名前を指定します。kubectl config get-contextsの出力からコンテキストのいずれかを使用します。
構成ファイルは、次の方法でも指定できます。
-
環境変数
$KUBECONFIGを設定し、それを kubeconfig ファイルを指すようにします。 -
knCLI の--configオプションを使用します。例:kn service list --config path/to/config.yaml。デフォルトの構成は~/.config/kn/config.yamlにあります。
kubeconfig ファイルの詳細については、kubeconfig ファイルを使用したクラスタアクセスの整理 を参照してください。
プラットフォームでのkubeconfigファイルの使用¶
次のプラットフォームでは、kubeconfig ファイルを使用するための手順が提供されています。
- Amazon EKS
- Google GKE
- IBM IKS
- Red Hat OpenShift Cloud Platform
- minikube を開始すると、このファイルが自動的に書き込まれるか、既存の構成ファイルに適切なコンテキストが提供されます。