RabbitMQ Brokerの作成¶

このトピックでは、RabbitMQ Brokerの作成方法について説明します。

前提条件¶

Knative Eventingをインストール済みであること。
CertManager v1.5.4 をインストール済みであること - RabbitMQ Messaging Topology Operatorとの最も簡単な統合方法
RabbitMQ Messaging Topology Operator をインストール済みであること - CertManagerを使用する最新リリースをお勧めします。
動作中のRabbitMQインスタンスにアクセスできること。RabbitMQ Cluster Kubernetes Operator を使用してRabbitMQインスタンスを作成できます。詳細については、RabbitMQのウェブサイトを参照してください。

RabbitMQコントローラのインストール¶

次のコマンドを実行してRabbitMQコントローラをインストールします。

kubectl apply -f https://github.com/knative-extensions/eventing-rabbitmq/releases/download/knative-v1.16.0/rabbitmq-broker.yaml

rabbitmq-broker-controllerとrabbitmq-broker-webhookが実行されていることを確認します。

kubectl get deployments.apps -n knative-eventing

出力例

NAME                           READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
eventing-controller            1/1     1            1           10s
eventing-webhook               1/1     1            1           9s
rabbitmq-broker-controller     1/1     1            1           3s
rabbitmq-broker-webhook        1/1     1            1           4s

RabbitMQBrokerConfigオブジェクトの作成¶

次のテンプレートを使用してYAMLファイルを作成します。
```
apiVersion: eventing.knative.dev/v1alpha1
kind: RabbitmqBrokerConfig
metadata:
  name: <rabbitmq-broker-config-name>
spec:
  rabbitmqClusterReference:
    # Configure name if a RabbitMQ Cluster Operator is being used.
    name: <cluster-name>
    # Configure connectionSecret if an external RabbitMQ cluster is being used.
    connectionSecret:
      name: rabbitmq-secret-credentials
  queueType: quorum
```
ここで
- は、RabbitMQBrokerConfigオブジェクトの名前です。
- は、以前に作成したRabbitMQクラスタの名前です。
注記

nameはBrokerと同じクラスタで実行されているRabbitMQ Cluster Operatorインスタンス用であり、connectionSecretは外部RabbitMQサーバー用であるため、nameとconnectionSecretを同時に設定することはできません。
次のコマンドを実行してYAMLファイルを適用します。
```
kubectl create -f <filename>
```
ここで<filename>は、前のステップで作成したファイル名です。

RabbitMQBrokerオブジェクトの作成¶

次のテンプレートを使用してYAMLファイルを作成します。

apiVersion: eventing.knative.dev/v1
kind: Broker
metadata:
  annotations:
    eventing.knative.dev/broker.class: RabbitMQBroker
  name: <broker-name>
spec:
  config:
    apiVersion: eventing.knative.dev/v1alpha1
    kind: RabbitmqBrokerConfig
    name: <rabbitmq-broker-config-name>

ここで<rabbitmq-broker-config-name>は、上記のステップでRabbitMQBrokerConfigに付けた名前です。

次のコマンドを実行してYAMLファイルを適用します。
```
kubectl apply -f <filename>
```
ここで<filename>は、前のステップで作成したファイル名です。

メッセージ順序付けの設定¶

デフォルトでは、Triggerはメッセージを一度に1つずつ消費して順序を維持します。イベントの順序が重要ではなく、より高いパフォーマンスが必要な場合は、parallelismアノテーションを使用して設定できます。parallelismをnに設定すると、Triggerにn個のワーカーが作成され、すべて並列でメッセージを消費します。

次のYAMLは、並列処理が10に設定されているTriggerの例を示しています。

apiVersion: eventing.knative.dev/v1
kind: Trigger
metadata:
  name: high-throughput-trigger
  annotations:
    rabbitmq.eventing.knative.dev/parallelism: "10"
...

追加情報¶

その他のサンプルについては、eventing-rabbitmq Githubリポジトリのサンプルディレクトリをご覧ください。
バグの報告や機能のリクエストを行うには、eventing-rabbitmq Githubリポジトリでissueを作成してください。