Knative Serviceをソースとして使用する¶

このチュートリアルでは、CloudEvents Playerアプリを使用して、Knative Eventingのコアコンセプトを紹介します。このチュートリアルを終える頃には、次のようなアーキテクチャになっているはずです

The CloudEvents Player acts as both a source and a sink for CloudEvents

上記の画像は、Knative in Actionの図6.6です。

最初のソースを作成する¶

CloudEvents Playerは、環境変数BROKER_NAMEとしてBrokerの名前を取り込むことで、CloudEventsのソースとして機能します。Brokerが異なる名前空間にある場合は、BROKER_NAMESPACE環境変数も設定できます。または、BROKER_URIを使用することもできます。

CloudEvents Playerアプリケーションを介してCloudEventsをBrokerに送信します。

CloudEvents Player Serviceを作成する

knYAML

コマンドを実行します

kn service create cloudevents-player \
--image quay.io/ruben/cloudevents-player:latest

期待される出力

Service 'cloudevents-player' created to latest revision 'cloudevents-player-00001' is available at URL:
http://cloudevents-player.default.${LOADBALANCER_IP}.sslip.io

次のYAMLをcloudevents-player.yamlという名前のファイルにコピーします

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
metadata:
  name: cloudevents-player
spec:
  template:
    metadata:
      annotations:
        autoscaling.knative.dev/min-scale: "1"
    spec:
      containers:
        - image: quay.io/ruben/cloudevents-player:latest

コマンドを実行してYAMLファイルを適用します

kubectl apply -f cloudevents-player.yaml

期待される出力

service.serving.knative.dev/cloudevents-player created

サービスは実行中ですが、ブローカーの場所がわからないため、サービスとブローカーの間にSinkBindingを作成しましょう。

knYAML

コマンドを実行します

kn source binding create ce-player-binding --subject "Service:serving.knative.dev/v1:cloudevents-player" --sink broker:example-broker

期待される出力

Sink binding 'ce-player-binding' created in namespace 'default'.

次のYAMLをcloudevents-player-binding.yamlという名前のファイルにコピーします

apiVersion: sources.knative.dev/v1
kind: SinkBinding
metadata:
  name: ce-player-binding
spec:
  sink:
    ref:
      apiVersion: eventing.knative.dev/v1
      kind: Broker
      name: example-broker
  subject:
    apiVersion: serving.knative.dev/v1
    kind: Service
    name: cloudevents-player

コマンドを実行してYAMLファイルを適用します

kubectl apply -f cloudevents-player-binding.yaml

期待される出力

sinkbinding.sources.knative.dev/ce-player-binding created

CloudEvents Playerの確認¶

CloudEvents Playerを使用して、CloudEventsを送信および受信できます。ブラウザでService URLを開くと、イベントの作成フォームが表示されます。

Service URLはhttp://cloudevents-player.default.${LOADBALANCER_IP}.sslip.ioです。たとえば、kindの場合はhttp://cloudevents-player.default.127.0.0.1.sslip.ioです。

The user interface for the CloudEvents Player

これらのフィールドはどういう意味ですか？

フィールド	説明
`イベントID`	一意のID。新しいIDを生成するには、ループアイコンをクリックします。
`イベントタイプ`	イベントタイプ。
`イベントソース`	イベントソース。
`Specversion`	使用しているCloudEvents仕様を区別します（常に1.0である必要があります）。
`メッセージ`	CloudEventの`data`セクションで、配信されるデータを運ぶペイロード。

CloudEvents仕様の詳細については、CloudEvents仕様を確認してください。

イベントの送信¶

CloudEvents Playerインターフェースを使用してイベントを送信してみます

フォームに好きなデータを入力します。
イベントソースにスペースが含まれていないことを確認してください。
イベントの送信をクリックします。

CloudEvents Player Send

をクリックすると、ブローカーが認識しているCloudEventが表示されます。

Event Details

コマンドラインを使用してイベントを送信しますか？

Webフォームの代わりに、コマンドラインを使用してイベントを送信/表示することもできます。

イベントを投稿するには

curl -i http://cloudevents-player.default.${LOADBALANCER_IP}.sslip.io \
    -H "Content-Type: application/json" \
    -H "Ce-Id: 123456789" \
    -H "Ce-Specversion: 1.0" \
    -H "Ce-Type: some-type" \
    -H "Ce-Source: command-line" \
    -d '{"msg":"Hello CloudEvents!"}'

イベントを表示するには

curl http://cloudevents-player.default.${LOADBALANCER_IP}.sslip.io/messages

「ステータス」列のアイコンは、イベントがBrokerに送信されたことを示しています...しかし、イベントはどこに行ったのでしょうか？今のところ、どこにも行っていません！

Brokerは単なるイベントの受け皿です。イベントをどこかに送信するには、イベントをリッスンしてどこかに配置するトリガーを作成する必要があります。幸運なことに、次のページで最初のトリガーを作成します！