リクエストトレースへのアクセス¶
Knative Servingクラスタにインストールされているリクエストトレーシングツールに応じて、リクエストを視覚化およびトレースする方法の詳細については、対応するセクションを参照してください。
トレースの設定¶
tracing.yamlで、トレースの設定ファイルの更新ができます。
ファイル内の手順に従って、設定オプションを設定します。このファイルには、サンプリングレート(トレースするリクエストの割合を決定する)、デバッグモード、バックエンドの選択(zipkinまたはnone)などのオプションが含まれています。
次のコマンドで、ConfigMapオブジェクトを簡単に確認および更新できます。
kubectl -n knative-serving edit configmap config-tracing
Zipkin¶
リクエストトレースにアクセスするには、Zipkin可視化ツールを使用します。
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Zipkin UIを開くには、次のコマンドを入力します。
kubectl proxy
このコマンドは、ポート8001でZipkinのローカルプロキシを開始します。セキュリティ上の理由から、Zipkin UIはクラスタ内でのみ公開されます。
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次のURLでZipkin UIにアクセスします。
ここで、https://#:8001/api/v1/namespaces/<namespace>/services/zipkin:9411/proxy/zipkin/
<namespace>
はZipkinがデプロイされている名前空間(例:knative-serving
)です。1. 「トレースの検索」をクリックして、最新のトレースを確認します。トレースIDを検索したり、特定のアプリケーションのトレースを確認したりできます。特定の呼び出しの詳細を表示するには、トレースをクリックします。
Jaeger¶
リクエストトレースにアクセスするには、Jaeger可視化ツールを使用します。
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Jaeger UIを開くには、次のコマンドを入力します。
kubectl proxy
このコマンドは、ポート8001でJaegerのローカルプロキシを開始します。セキュリティ上の理由から、Jaeger UIはクラスタ内でのみ公開されます。
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次のURLでJaeger UIにアクセスします。
ここで、https://#:8001/api/v1/namespaces/<namespace>/services/jaeger-query:16686/proxy/search/
<namespace>
はJaegerがデプロイされている名前空間(例:knative-serving
)です。 -
対象のサービスを選択し、「トレースの検索」をクリックして、最新のトレースを確認します。特定の呼び出しの詳細を表示するには、トレースをクリックします。