ログ設定¶
すべてのKnativeコンポーネントのログ設定は、対応する名前空間のconfig-logging
ConfigMapを介して管理されます。たとえば、Servingコンポーネントはknative-serving
名前空間のconfig-logging
を介して設定され、Eventingコンポーネントはknative-eventing
名前空間のconfig-logging
を介して設定されます。
Knativeコンポーネントはzapロギングライブラリを使用します。オプションは当該プロジェクトで詳しく説明されています。
当該名前空間のすべてのコンポーネントに適用される一般的なキーであるzap-logger-config
に加えて、config-logging
ConfigMapは個々のコンポーネントのログレベルの上書きをサポートしています。
ConfigMapキー | 説明 |
---|---|
zap-logger-config |
zapロガー設定用のJSONオブジェクトコンテナ。重要なフィールドは以下に強調表示されています。 |
zap-logger-config.level |
コンポーネントのデフォルトのログレベル。この重大度レベル以上のメッセージがログに記録されます。 |
zap-logger-config.encoding |
コンポーネントログのログエンコード形式(デフォルトはJSON)。 |
zap-logger-config.encoderConfig |
レコードの内容をカスタマイズするために使用されるzap EncoderConfig。 |
loglevel.<component> |
指定されたコンポーネントのログレベルのみを上書きします。この重大度レベル以上のメッセージがログに記録されます。 |
Zapでサポートされているログレベルは次のとおりです。
debug
- 詳細なデバッグinfo
- 通常のログ記録warn
- 予期しないが重大ではないエラーerror
- 重大なエラー。通常の操作中に予期しないdpanic
- デバッグモードでは、パニック(クラッシュ)をトリガーしますpanic
- パニック(クラッシュ)をトリガーしますfatal
- 終了ステータス1(失敗)で直ちに終了します