リソースのリクエストと制限の構成

個々のKnativeサービス向けに、特にCPUとメモリについて、リソースの制限とリクエストを構成できます。

次の例は、サービスに対して requests と limits フィールドを設定する方法を示します

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
metadata:
  name: example-service
  namespace: default
spec:
  template:
    spec:
      containers:
        - image: docker.io/user/example-app
          resources:
            requests:
              cpu: 100m
              memory: 640M
            limits:
              cpu: 1

キュー プロキシリソースの設定

キュー プロキシリソースのリクエストと制限を設定するには、デプロイメントの config マップ でそれらをグローバルに設定するか、cpu、メモリ、一時ストレージリソースタイプを対象とした対応するアノテーションを使用してサービスレベルで設定できます上記の例は

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
metadata:
  name: example-service
  namespace: default
spec:
  template:
    metadata:
      annotations:
        queue.sidecar.serving.knative.dev/cpu-resource-request: "1"
        queue.sidecar.serving.knative.dev/cpu-resource-limit: "2"
        queue.sidecar.serving.knative.dev/memory-resource-request: "1Gi"
        queue.sidecar.serving.knative.dev/memory-resource-limit: "2Gi"
        queue.sidecar.serving.knative.dev/ephemeral-storage-resource-request: "400Mi"
        queue.sidecar.serving.knative.dev/ephemeral-storage-resource-limit: "450Mi"
    spec:
...

または、キュー プロキシリソースをアプリケーションのコンテナの割合として計算する特別なアノテーション queue.sidecar.serving.knative.dev/resource-percentage を使用することもできます。この場合、最小、最大の境界が CPU とメモリの資源要件に適用されます

リソース要件	最小	最大
CPU リクエスト	25m	100m
CPU 制限	40m	500m
メモリーのリクエスト	50Mi	200Mi
メモリーの制限	200Mi	500Mi

注

ユーザーがパーセンテージアノテーションと特定のリソース値を対応するリソースアノテーションを介して同時に設定した場合、後者が優先されます。

警告

queue.sidecar.serving.knative.dev/resource-percentage アノテーションは現在非推奨であり、今後のバージョンで削除されます。

追加リソース

• Kubernetes リソースのリクエストと制限の詳細については、コンテナのリソースの管理 を参照してください。