Knativeサービスのボリュームサポート¶

様々なボリュームタイプを設定することで、Knativeサービスのデータストレージを提供できます。Servingは、ボリュームタイプ：emptyDir、secret、configMap、projectedのマウントをサポートしています。PersistentVolumesもサポートされていますが、機能フラグを有効にする必要があります。

警告

大容量のボリュームをマウントすると、アプリケーションの起動時間が大幅に増加する可能性があります。

以下は、Knativeサービスで永続ボリュームクレームを使用する例です。

前提条件¶

サービスにPVCを設定する前に、この機能をconfig-features ConfigMapで次のように有効にする必要があります。

kubectl patch --namespace knative-serving configmap/config-features \
 --type merge \
 --patch '{"data":{"kubernetes.podspec-persistent-volume-claim": "enabled", "kubernetes.podspec-persistent-volume-write": "enabled"}}'

kubernetes.podspec-persistent-volume-claim拡張機能は、永続ボリューム（PV）をKnative Servingで使用できるかどうかを制御します。
kubernetes.podspec-persistent-volume-write拡張機能は、書き込みアクセス権限を持つPVをKnative Servingで使用できるかどうかを制御します。

注意

Knativeオペレータを使用してServingをインストールした場合は、上記の機能フラグを対応するServing CRでのみ設定する必要があります。

手順¶

サービスのPVC設定を変更する

apiVersion: serving.knative.dev/v1
kind: Service
...
spec:
  template:
    spec:
      containers:
        ...
        volumeMounts:
            - mountPath: /data
              name: mydata
              readOnly: false
      volumes:
        - name: mydata
          persistentVolumeClaim:
            claimName: knative-pv-claim
            readOnly: false
---
apiVersion: v1
kind: PersistentVolumeClaim
metadata:
  name: knative-pv-claim
spec:
  accessModes:
    - ReadWriteOnce
  resources:
    requests:
      storage: 1Gi